16年前のWeb会議

Web会議のご先祖様ってなんでしょう?

テレビ会議?テレビ電話?……いくつか切り口があると思いますが、ここでは汎用的なコンピュータやカメラを使って会議をする、という点から時間を遡ってみたいと思います。

下の写真は、いまから16年前に私が研究開発していた多拠点映像会議システムの実験風景です。

cannon.png

机の上にコンピュータとディスプレイ、ディスプレイの上にカメラが設置されていますね。このコンピュータはパソコンではなく、サン・マイクロシステムズのワークステーション。当時のパソコンはまだWindows95の時代で、高度なネットワーク処理や映像処理にはワークステーションと呼ばれる専門的なコンピュータを必要としていました。このときのもので、だいたい1台200万円くらいではないかと思います。

カメラは、Canon の VC-C1 ですね。41万画素、といういまのWebカメラではもう考えられないくらい少ない画素数ですが、こちらも1台20万円ほどのものでした。

同じようなシステムを今では、数万円のPCと数千円のWebカメラで実現できるようになりました。僕が16年前を振り返ってみると、このことは単に価格が安くなった、普及しやすくなったというだけでなく、僕らがいつ、どんなふうに映像でやりとりするのか、という映像の使いこなしに大きな影響を与えているように思われます。

 (この項、つづきます)