はてなアンテナへの登録

はてなアンテナへの登録は,http://cresta.kuis.kyoto-u.ac.jp/mt/index.rdf に対して行うのが吉です.そうすると定時更新している右下のRNA::Updated Sites がサイトの更新に含まれません.

暗黙的リンク

某所より引用.

コメントとか言及ってのはそんなに明示的にするべきだとは限らなくて、リンクなんか張らなくても、何か参照されてるっぽいな、ってのは感じるものだと思います。経験的には、半分以上の確率で、その感覚が当たってる。あんまり明示化しすぎると、それはそれで窮屈だと思うんですね。直接の言及でなくても、実は第三者を通じて発話の内容が届いてた、ってこともありますし。

例えば,あまりにいいコメントだったのでこうして引用して,しかし相手にリンクを張りづらく,相手さんとはよく話す友達でここ読まれてることも判っているから了解してもらえるだろう,というこの微妙さを可能とするものは,ないよりはあるほうが良い.
だから窮屈さというのはよく判るんだけど,暗黙的なリンクは相手に対するネガティブなコメントに使ってしまいがちなところが,どうにもそれを屈託なしには主張できない理由になってる.リンクにまつわる物事は,助平,という言葉でもってまわりくどく愛してやるくらいが私にとっては限界みたい.

リンク行為

昨日は光の人と夕食.アンテナ*の話とか.
*指定されたWebページリスト(主に日記・ニュースなど)を巡回し,更新時刻順に並べ替えてWeb上のリンク集として表示するシステム
アンカータグはWebページ間を繋ぐ構造に過ぎないので,かえってその使い方を意識させられる.せめて辞書的な意味など定義されていれば良いのだが,その意味は文脈に酷く依存している.例えば,A氏がB氏のページを参照するアンカータグを記述しただけではA氏がB氏のことを好きか嫌いか判らない.そもそも,そんな風に記述者の深い意図までを想像してしまいがちなところが用法の世界である.(アンカータグはただのSyntaxであるが,リンクは Pragmaticsである,と言い換えてもいい.) リンク行為という言い方もそれなりに通りがいいらしい
私は人のWebページへリンクを張る際,リンクページとアンテナとを使い分ける.リンクページには長い目で縁を持ちたい人を載せる.アンテナのほうは半ば挨拶代わりでお友達から始めましょう,という具合である.そのため,アンテナのほうの登録サイトは新しい人に会ったり会わなくなったりでころころと変わる.こうしたリンクページの文脈というのはけして私一人で作り上げたものではなく,私のリンク先の人々との間で暗黙的に了解されていったものであるように思う.
日付や時刻に依存した内容の多い日記サイトではアンテナへの登録が喜ばれるように思う.しかし,かつてイラストを発表しているページをアンテナに登録したとき,アンテナは勘弁してほしいと先方から連絡を受けたことがあった.自分が日記を書くようになって忘れていたが,最新性を求めない類の絵や物語コンテンツの場合は,更新に関わらず何度も見に行くし,見に来てほしい.そういうことがあって,絵のリンクページをまた別に作成した.
Trackbackのpingを送ることのドキドキ感について前に書いたが,リンク行為ももちろん,どんな風に思われるかな,なんて,リンク先の人のことを意識してしまう助平なリンク好意である.落ち込んでるときにはリンク厚意を受けることもある.
リンクのもっといやらしい話をすると,相手に好意を寄せて相手のことを暗に言及しているのにリンクを張るのは恥ずかしくて出来ないということがある.アンカータグの存在しない世界ではそれは単なる恥じらいであるが,アンカータグの存在する世界では,あえてリンクを張らないことがむっつり助平であるように思えて二重に恥らってしまう.かつて,ハイパーリンクなんか滅びてしまえ,と言ったことがあるが,それはこうした人情の機微のわずらわしさ故である.
なお余談ではあるが,ハイパーリンクのSemanticsを記述する手法としては,Xlink(XML Linking Language)がある.
<myarc
xlink:type=”arc”
xlink:title=”My Love”
xlink:from=”me”
xlink:to=”you”
xlink:arcrole=”lovers”
xlink:show=”embed”
xlink:actuate=”onLoad”/>
こういう恥ずかしいことが書けるってのは,やはりよく出来た仕様である.
(明示的な意味を記述するにこれほど相応しくない内容もないのだが.)

はてなとキーワード

はてなユーザの友人と夕食.
はてなダイアリーのキーワード機能について興味深い話を聞いてきた.自分で確認していないため厳密な話は出来ないが,現時点でのコメントと共にリストアップしておく.
▼機能あれこれ
・辞書の共同作成
 ダイアリー参加者は自分の日記中の名詞に解説をつけて,誰でも閲覧可能な辞書へ登録できる.
 辞書へ登録することのメリットは,登録キーワードを含む日記に対して辞書から自動的にリンクが張られることである(更新時刻の新しい順).これによって自分と興味の似た人の日記を探すことが出来る.
 キーワードは重複登録を認めると同時に,他人が登録した解説に修正を加えることも可能.
 修正の確定には一週間の猶予があり,その間に異議を唱えることもできる.
 同じキーワードがいくつ登録されてもいい多元性と,他人の解説を修正してしまえる一元性が同居している.合意形成の過程として見ると面白そうだ.
・日記から辞書への自動リンク生成
 自分の書いた日記から名詞が抽出され,自動的に辞書へのリンクが生成される.
 リンク対象となる名詞はデフォルトでは全部であるが,日記を書く都度人手で外すことも出来る.
 
 はてなダイアリーを見ていると固有名詞の抽出に失敗してるのをよく見かけるが,これはキーワード登録数を増やすことによって地道に改善するつもりなのだろう.
・日記への自動キーワード付与
 自分の書いた日記から名詞が抽出され,日記の内容を示すキーワードとして自動的に付与される.デフォルトで全名詞がキーワードとなるが,適切でないものが交じっていれば日記を書く都度,人手で外すこともできる.また,キーワードの付与された日記は,辞書ページの各キーワード項目から自動的にリンクされる.
 自分で一からキーワードをつけるのはやってられないが,あらかじめ抽出された名詞にチェックボックスをつけたり外したりならば出来るかもしれない.
▼利用法についてあれこれ
 キーワードを介して同じ興味を持つ人を探すには便利だと言う.逆に,自分の属しているコミュニティを明示的に知られたくないときには困る,と彼は言っていた.ある瞬間,同じ話題について話していれば自然,あるキーワードの下にずらりと身内のURLが並ぶことになる.(それが嫌なら上の自動キーワード付与をいちいち外す必要がある.)
 自動的に人と人とをリンクしてくれるシステムは,相手との間に暗黙的なコミュニケーションチャンネルを結ぶことを難しくもするということだろう.当たり前といえば当たり前であるが.

ページの価値

どうもです 🙂
で,またTrackbackしてみたり.
ハイパーリンクのみでページの価値を決めるのは意味の深みに落ちないアドホックでリーズナブルな方法だったわけだけど,また別のアドホックが必要になってきているのかも知れない.
Semantic webが目指すように,コストに見合う価値があるならページに明示的な意味を付与するに越したこたぁないわけだけど.
リンクからページの価値を求める現在の技術が出てきたのは1997から1998のこと.もう5年も経ったわけだから,リンクトポロジーとページの価値との関係はずいぶん変化してそうなものである.
GoogleのPageRank(まだ読んでないけど)
Sergey Brin and Lawrence Page, “The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine” , 7th International World Wide Web Conference, 1998. (ページは未調査)
HITSアルゴリズム
J. Kleinberg: “Authoritative sources in a hyperlinked environment”, Proc. 9th ACM-SIAM Symposium on Discrete Algorithms, 1998. Extended version in Journal of the ACM 46(1999). Also appears as IBM Research Report RJ 10076, May 1997.

月が替わったときの表示

最新エントリーが先月のものだった場合,
月が替わったらトップページにエントリーが表示されないことに気付いた.
真っ白.
計算機から(お前なんか消しちゃる)と言われたようで,これは寂しい.

日記更新時刻取得エージェント(アンテナ)

日記更新時刻取得エージェント(アンテナ)の現在と題して2002年5月7日に提出した私のレポートがある.あらためて調べてみると,奇しくもはてなアンテナサービスのスタートする直前の事情を書いたものとなっている.
今,おとなりページでは,各ユーザの作成したはてなアンテナ内における共起関係を用いて日記間の距離を測定している.
ここではコミュニティ発見のためにアンテナが利用されている.
しかし,レポート執筆当時はむしろ,LIRSなどを用いた分散協調システムを生かすため,つまり,自分のアンテナと似たアンテナを発見することを目的としてWebページを渡り歩き,興味の似た人を探すという転倒もあったように思う.
アンテナにしても日記にしても形式が不均質であるため,そうした人手の労力は欠かせなかった.
おとなり日記は,はてなが検索,日記,アンテナに及ぶプロプライエタリなサービスを構築したからこそ,素早く出てきたアイデアであると思う.