風邪と分身エージェント

気温の急激な変化についてゆけず週半ばより風邪.
39度の熱が出るに至って,いくら着込んでも体の内から寒気がする,という描写が単なるレトリックでないことをはじめて知った.セラミックファンヒーターを使って手足を焼くように熱してもいっこうに赤味が差してこない.体温を保持するために毛細血管が収縮しているのだと思うが,熱しても温かくならないのは不気味で,手足の先から凍えてゆくような気がしてならない.
私にとって一番身近な他者といえば制御出来ない病身であって(ほらよく言うじゃない,「体が自分のものじゃないみたいだ」って),そのほかにも他者らしい存在が沢山いると信じる理由はひとまずそれで足りている.身近な他者と言えば声や文字も浮上した先から独り歩きしてゆく.分身エージェント(本人の代理として会話/プレゼン可能なエージェント)というコンセプトも自分を云々するというよりはその種の他者を使いこなせるようにするものと考えている.
つまり,文書も分身エージェントも表現としては独り歩きせざるを得ないが,少なくとも分身エージェントは表現が利用者によって理解される様子を本人へフィードバックすることが出来る.
フィードバック(会話ログ+内部状態)は,短期的には本人による質問応答データベースの追加改訂を支援するものである.また長期的には表現がどのような解釈,印象,示唆を生み出し得るのか,という「表現の受容のされ方のモデル」を本人が獲得する過程を支援するものである.

風邪と分身エージェント” への3件のフィードバック

  1. 午前1時を超えたら何か考えてばかり.
    >ラストスパートがんばってくらはい.
    あと二週間です.どうも有難う.

  2. いやいや,風邪をひくと考えることしかできなくなるから,普段は考えないいろいろなことを考えるのだなぁ,と思った次第なのでありまする.
    ラストスパートがんばってくらはい.

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